橘玲

私は、橘さんに大きな影響を受けています。　
口に出る言葉も、少なからず彼にインスパイアされています。
もともと金融小説が好きな私は、橘さんのマネーロンダリングを読んで、ファンになりました。

彼の発言には、自由に生きることのすばらしさがこめられています。

彼の小説の中から好きなフレーズを抜粋します。



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近頃は、誰も彼もが「この国には希望がない」と慨嘆する。だけど考えてみてほしい。人生の目標が社畜になることなら、希望なんてあるわけない。
「自由」の価値は、かつてないほどまで貶められてしまったのだ。

橘玲　貧乏はお金持ち　より一部抜粋
 

「パークハイアット東京」に寄った帰りに、ときどき新宿中央公園を訪ねることがあります。
窓際の席に座れば、どのレストランからも、新宿中央公園の淡い緑が眼下に見渡せます。夜になれば、煌めくような夜景の中で、その一帯だけが不思議な存在感をもって、暗い沈黙に満たされています。
なぜ私は、新宿中央公園に引き寄せられるのでしょうか？

私たちがともに抱いているもの、それは恐怖です。あなたは、この恐怖の味を知っているでしょうか？
あなたは、ホームレスとなって、残飯を漁って生きていく現実をこの目で確認しなければいられない、そんな衝動に駆られたことがあるでしょうか？パークハイアットの贅を尽くしたレストランの席に座ると、私は、この暗い公園に目を向けずにはいられません。なぜならそこには、薄汚れたダンボールに住み、残飯を漁る私がいるからです。あなたには、この恐怖の肌触りがわかるでしょうか？
もしそうなら、あなたもまた、リスクを負って生きるとことの意味を知っているはずです。

橘玲　お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方　より一部抜粋


いつの時代でも、理想や正義を声高に語る人の後をついていくとろくなことはない。この本に書いたのは、たとえば、そんな単純な真理である。


橘玲　マネーロンダリング入門　あとがきより一部抜粋